映画「パッドマン」最高の爽快感
バットマンじゃない。Padman‼︎
デートに行くなら、多分これは「当たり」です。
「ボヘミアン・ラプソディー」は完全に出遅れた。連日満員で今は見に行けない。なのでこれから大混雑しそうな映画を探しました。
これだ!
この男、ただ者ではありません。
2001年、インドでは生理用ナプキンは高価で、買えなかった。ほとんどの女性が昔ながらの不衛生な布巾で経血を処理し、そのために多くの女性が病気になった。
大切な妻をそんな目にあわせたくない一心で、廉価なナプキンを自作し失敗の連続。インドは近代化が進むが、古い慣習や固定観念やタブーが多くの地域でまだ支配するらしい。だから男が生理に関わるなんてタブー中のタブー。どこへ行っても狂人扱いされ、つまはじきにあう。でもあきらめない、執念の男の物語。だけど主役はあくまで女性という、本当によくできている映画。
マッドマンと思いきや、狂気のかけらもない。愛と根性と涙と笑顔の2時間強。
たったひとりの愛する女性のために、たった一人で開発した製品が、インドの5億人の女性を救うという話。日本電産の永守さんのお言葉「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」の精神を10年もかけ体現した。
社会起業家にも、きっと志というものの素晴らしさを再認識できる傑作です。脚本も。
それにしてもインド映画のよくできていること。
感動作の文法というものを、とてもわかっている。
日比谷シャンテシネで上映中。
行こうぜ!
明日もがんばります!