シン・ゴジラで新型コロナウイルス対策?
トヨイです。
新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言も延長が決まりました。遊びにも行けずニュースも同じような話の繰り返しで気の晴れない日々。
政府も人々も努力しています。でも情報もあまり取れず、先行きもわからず物事も決まらずの現状。
こんな時はおうちで映画でもみましょう。
その時なぜか、私の頭に浮かんだ言葉は
「ゴジラが見たら 怒るだろうなぁ」でした。
そうだ、今こそ「シン・ゴジラ」を観て退屈を吹き飛ばそう。
お話はご存知の通り。突如東京湾に現れた怪獣、という「想定外」の事態。慌てる政府。今ある兵器を撃ち尽くしても通用しない。都民360万人が退避した。ニッポンはどう立ち向かうの?というもの。
避難じゃなく全員外出自粛なのは逆だけど、想定外のパンデミックに今あるクスリは役に立たず、政府の対応も煮えきらない現状が、何だかこの映画と重なった。
せっかく2016年に「シン・ゴジラ」として日本を久々に訪れ、
「ボーッとしてんじゃねぇ」
と喝を入れたのに。とゴジラは怒っているようだ。
承知しました。もう一度見て学び直そう。
それに主演は「麒麟が来る」の長谷川博己。それだけでもいま「旬」というもの。
改めて観ると、出演はオトコばかりだけれどそれはそれは豪華なキャスト。出演は全部で何と328人。
言葉のテンポが早すぎて字幕版上映まであったけど、ストーリーも良く練れているし、核兵器もない日本がこんな大怪獣をどう退治するのかも、いかにも日本の匠の技だし。
今どき硬派で漢字が多い(ヘリコプターまで回転翼機という)脚本も好きです。
「我が国を守る最大の力はこの現場にあり」
「今度も立ち直れる」
なんて言葉も元気が出ます。
「人類はもはや、ゴジラと共存していくしかない」
なんてゴジラを「コロナ」と言い換えても何だか示唆深い感じしませんか?しないか。
石原さとみが米国の高官役というのも、彼女のハネっかえりな英語もバカにされたけど、今はご愛嬌だ。
東宝「入魂」の大作は、閉塞感からしばし抜け出せる大娯楽作。外出自粛時の今見るのが、とてもふさわしい。
と思います。