西城秀樹 お見合い結婚だったのか 「蒼い空へ」を読んで
2018年ももう12月。テレビっこなんですが、本もちょこちょこと買っては、全部読みきれない年が続いてます。昨日も一冊買っちゃいました。
TSUTAYAでクルマの雑誌を買って、何となくコンカツ関係のネタないかな、と本を探して目がいったのが、この本。
「夫・西城秀樹との18年」という副題が目に飛び込んできた。
ヒデキの奥さまの手記だ。
ヒデキが亡くなったのが5月とある。そうでした。もう7ヶ月もたったのか。
ヒデキの歌が大好きだけど、自分が熱心なファンかというとそんな気はしませんでした。ヒデキが死んでしまって悲しかったけど、ニュースが出るとき以外は彼を思うこともないし。
でも不思議なもので、本の白と水色の表紙と、「蒼い空へ」の文字を見たら、大好きなヒデキの歌「ブルースカイ ブルー」が心のなかで聞こえてきて、奥さまの悲しみと、どこか朗らかで爽やかに、この歌の最後のフレーズを歌うヒデキの声が重なった。
「♪青空よ 遠い 人に 伝えてさ~よな~らと~」という歌詞です。
歌ってスゲー、と思いません?ホントそう思った。
結局この本、買っちゃって、そして珍しく、その晩に読みました。
奥さまの感情を抑えた文章にかえって深い悲しみを感じ、ヒデキの不安一杯でも負けない闘病生活ぶりに心を打たれ、そして何よりも出会いから驚きと笑いで楽しくて、幸せな家庭だったことが強く伝わりました。
読み終えると、上の歌詞のように、しみじみ元気の出る本でした。ヒデキのことも人間として少し理解した気がして、親近感がわいた。これがファンになるってことかな。
意外に思ったのが、ヒデキってお見合い結婚だったのか、ということ。一般人の木本龍雄(本名)として、こんなにまともで強くて優しい女性に出会えて、幸せな家庭を築いてよかったね。
こんな幸福感あふれる出会いづくりのお手伝いをしてるんだな、と思った夜でした。
明日も頑張るべし。