映画『ウィンド・リバー』は一流の現代西部劇
とても面白かった!
と言うのがはばかられるような、暗いテーマ。でも不思議と人間味があり、見終わって自分も頑張ろう、などと思いました。変ですかね。
それはともかく、コレは超一流の娯楽作と思います。冷たい緊張感に縛られ、最後まで目が離せない。(Yahoo!映画の紹介はこちら)
でも初デートには向かないでしょう。笑いもロマンスもありません。
でも面白かった。
2017年カンヌ映画祭の「ある視点部門 監督賞」受賞だって。そりゃ面白いもん。
アメリカではわずか4館上映から、口コミで大評判で全米公開に広がった秀作。
東京では有楽町の角川シネマで上映中!
米国の雑誌では、コレは「西部劇」と分類してあった。たしかに西部劇だ。
ポスターを見ると、アメリカの寂しい、寒くて雪深い田舎の殺人事件か、と想像できる。舞台は合衆国北西部ワイオミング州のウィンド・リバーにある先住民居留地。
米国の片田舎に起きる悲しく残酷な事件や恐ろしい事件、という話は「スリー・ビルボード」「ボーイズ・ドント・クライ」「エミリー・ローズ」「ファーゴ」など多いけれど、コレは見てよかった~。
こんないい映画が、9月21日公開でまだ二日目なのに、夜6時過ぎに1日一度しか上映しないなんて。もったいない。
ジェレミー・レナー主演。「ザ・タウン」「ミッションインポッシブル・ ゴースト・プロトコル」「メッセージ」などで斬れ味鋭くシブい演技で大ファンです。
ところで、合衆国のど田舎は、寂しくて厳しくて何もなく、怖いとさえ感じるところはあるのでしょうが、
でもほとんどのアメリカの田舎町は、優しくていい人ばかりですので、あまり誤解しないでくださいね。
私は高校のときオハイオの田舎に一年ホームステイして、大事にされました。トランプさんみたいな人ばかりじゃないのです。
明日もがんばろう。