シアトルの航空博物館、楽しい~(シアトル旅行7)
今回は、シアトル空港近くの航空博物館 (The Museum of Flight) 訪問レポートです!
元々はシアトル・マリナーズとLAエンジェルズの試合の切符を入手したのが5月。6月末から1週間ばかり滞在する事にしました。
だけど、野球観戦は別として、機中でよく考えてみました。、、
シアトルで観光って何すんだろ?
観光ならまず食事。だったら一年中おいしい生ガキだ (シアトル旅行5)とか、
あとは郊外に出ると大自然か。けど国際免許忘れてクルマ使えん。ならどうする?
そうだシアトルといえば、誰でも知ってる世界的企業だ。ボーイング、マイクロソフト、スタバにアマゾンとか。ではカイシャ見学だ!
そこで、アマゾン本社の真下の無人(?)コンビニ、アマゾン・ゴー体験
(シアトル旅行その1と、その2)、
(下の写真は真ん中の黒いビルがamazon本社で、手前の球体が同社の熱帯雨林植物を育てる温室、スフィア。amazonゴーは、本社ビル向かって右端の1階にある)
1972年創業のスタバ1号店にも訪問し(その3と、その4)、
マイクロソフト本社(その6)と行きました。
中でも一番楽しかったのが、シアトルでは老舗のボーイングでした。何しろ子供の頃からヒコーキが大好きなので。
ここを知ったのはシアトルへの機中。成田のツタヤで買った「地球の歩き方」を読むと、何とシアトルには航空博物館がある。こりゃ行くしかない。
着いて翌日に早速行った。国際免許がない事に出発の朝気づき、レンタカーはキャンセルしたし、タクシーだと50-60ドルするから、バスで行く事にした。検索すると、路線と次のバスの時間と停留所までわかる。グーグルすごいぜ。124番のバスが10分ごとに来る。ホテルから5分歩き、バス停で10分ほど待って妻と乗った。2人で5ドル。
バスはちょうどの運賃持ってないと、10ドルや20ドル札ではお釣りがなく、入れてくれないから注意。
車内は小便くさい。日比谷線もたまに外国人がくさいと言うけど、この方が悪臭だ。利用者も貧しい人ばっかりだ。細かく震えてブツブツとチワワに何か喋ってるおばちゃんがいる。バス路線は町の汚い地域を進むので、慣れてない人は怖いかも。
でも乗客はニコリと微笑んで席を空けてくれる。乗客同士で会話をするし、他者への接し方が優しい。助け合ってる感じ。10分も乗ると、東京のバスの乗客の方が冷たいと感じた。
降りる時はボタンではなく黄色いヒモを引っ張る。40分ほどで博物館に着いた。
バスを降り道を渡り、右に進むと、最初にボーイングの歴史展示コーナーだ。
会社の生い立ちや米国航空機産業の歴史を読む。ボーイングは1917年、地元で林業で栄えた同家がライト兄弟の飛行機に魅了され創業。今年は創業101年だ!
林業から飛行機製造なんて、ものすんごい仰天な壮大な夢だ。
奥に料金所があり、その奥がお目当ての大展示スペースだ。ついに来た。ジャーン
お〜、真ん中にブラックバード、SR71 だ!(下の写真中央の黒い機体)
60年代からマッハ2.5で超高空を飛びソビエトをスパイした飛行機だ。
奥にコックピット部分の展示があった。中に入れたので記念写真!イエーイ
F4もF86もあった。P38やP51はなかった。F15もないけど、我慢しよう。
製作中の「トップガン」続編で使うFA18(下の写真)のコックピットは、群がる子供を押しのけられず、乗れなかった。。
ライト兄弟の飛行機のレプリカもあった。
スペースシャトルもボーイング製かな?でもここは、ほかのメーカーの製品がたくさん展示しているので不明です。
また、スペースシャトル横のトイレには、ダイソン製のエアタオルがあった。なんかカッコいい。
屋外屋根付きの大型機展示場には、古い大統領専用機エアフォースワンや、B747ジャンボジェット(下写真左奥)に最新のB787旅客機(同右奥)、第二次世界対戦の欧州戦線で活躍したB17爆撃機に、あのB29爆撃機(下の写真、右下スミ)もあった。
さすが世界最大の飛行機メーカー。ボーイングは自社でこんなデッカい飛行機の博物館を持っている。首都ワシントン市のスミソニアン博物館の方が大きいと思うけど、なんだかこっちの方が飛行機への愛情が伝わって来た。
史上最多の日本人を焼き殺したB29爆撃機も、最多の日本人乗客を運んだ旅客機 B747もこの会社が作った。成田からシアトルまで乗った機体もボーイング787だし。
いろいろ考えさせられるけど、いまの平和にカンパイ!
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