育毛・発毛薬と結婚相談所の共通点
豊井です。先日、銀行の同期会があったので、行ってきました。
じつは私、昔は銀行員でした。といっても、実はどこでも「銀行員っぽくないですね」とちょっぴり笑われてしまいます。
商売上身だしなみはきちんとしてるつもりですが、今はネクタイもしないわけで、「お堅い印象がないですね」と言われたことにしています。銀行時代からそう言われると、少し褒められたような気がしましたが、不思議なもので今言われると、あまり元気にやんちゃに振る舞わない方がいいかな、とも思ったりします。
銀行も結婚相談所も、信用第一のお仕事ですからね。
同期会といっても今の世の中、20年もすればずっと銀行勤めの人は多くなく、大部分は転職したり独立したり、別の会社に出向したりで、それぞれの人生を歩んでます。見た目ぜんぜん変わらないヤツもえらく老けちゃう人もいたり。
新卒で銀行入った時に描いた通りの人生送ってるか聞いてみたら、みんなノーと答えるんじゃないかな。自分も今のお仕事するとは想像もつきませんでした。面白いもんです。
ワタシがいた銀行に限らずでしょうが、もと同期というだけで、元の仲間どうし、なんでも気楽に言い合えるのが嬉しい。そんなこんなで、髪の毛が薄くなる話題で盛り上がったりもするんですが、
実は私は、プロぺシア(今はそのジェネリックでフィナステリド)という発毛薬を何年も飲んでます。
そのことを薄毛で悩む同期に言ったら思わず食いついてきた。
「なにお前、アタマ全然薄くないやん。なんで薬なんか飲んでるん？」
「何言ってんだ。クスリのんでっから薄かったのが復活したんだ。もう何年も使ってるけど、半年くらいしてからはっきり効果出てきてさ」
「はー、どこで買うの？」
「皮膚科行って診断してもらって、処方してもらうの。昔よくTVでAGA(男性型脱毛症)のCMとかやってただろ。アレだよ。ちゃんと医者で処方してもらえよ。ネットで買えたりするけど、ニセ薬だったりして危ないからダメだよ」
そいつは結構真剣に聞いてきた。
「副作用とかないの？」
「うん、オレは別に何も困ってないよ。服用してると献血は受け付けてもらえないけど」
(プロペシアのサイトによれば、子づくりにも悪影響はないそうです。なお、本稿では男性用のプロペシア／フィナステリドについてのみ書いたので、他の種類のお薬については対象ではありません)
「幾らすんの？」
「ジェネリックだと月5千円くらい。安くはないけどさ、気分いいし、ヨメさんも嬉しいって言ってる。(後記: 実は別に嬉しくはないというか、関係ないよ、と言われた) 後で毛が減るのって悔しいじゃん。自信なくすし」
「そう、オレもなんか人生もちょい損する気がする」
「じゃぁ自分でも調べて奥さんと相談したら？オレはやってよかったよ」
そのあとその彼が医者に行ったかは知りませんが、ふと
「あー、発毛薬って結婚相談所みたい」
と思いました。
そのココロは？
1. 男だと、使ってると他人様に言いたくないだろうけど、利用すれば役に立つ。問題解決には賢い選択と言えます。(人によって個人差はあります)
2. 思い立ったが吉日、本当に困ってるなら、プロに相談してみよう。(秘密は必ず守ります！)
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